ジプレキサ ® (オランザピン)
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オランザピン(ジプレキサ)の低血糖の発現例数・発現頻度は?
各疾患別の臨床試験及び特定使用成績調査の副作用発現状況は以下の通りです。
■発現例数、発現率
各疾患別の臨床試験及び特定使用成績調査の副作用発現状況は以下の通りです。
≪経口≫
<統合失調症>
以下の国内臨床試験及び特定使用成績調査における安全性評価対象例では1)、ジプレキサ特別調査3753例のうち、3例(発現割合:0.08%)に低血糖症が報告されました。
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治験時:580例
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製造販売後臨床試験:110例
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ジプレキサ特別調査(特定使用成績調査):3753例
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Health Outcome特別調査(特定使用成績調査):1850例
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統合失調症急性期(Acute PMS)(特定使用成績調査):1123例
<双極性障害における躁症状の改善>
以下の国内臨床試験及び特定使用成績調査における安全性評価対象例では、低血糖症の報告はありませんでした1)。
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承認時までの国内臨床試験:186例
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特定使用成績調査:609例
<双極性障害におけるうつ症状の改善>
国内臨床試験及び特定使用成績調査における安全性評価対象例では(以下)、低血糖症の報告はありませんでした1)。
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承認時までの国内臨床試験:485例
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特定使用成績調査:499例
≪筋注≫
以下の国内臨床試験及び使用成績調査の累計における安全性評価対象例では、低血糖症の報告はありませんでした2)。
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承認時までの国内臨床試験:234例
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使用成績調査の累計:999例
■対処法
低血糖症状が認められた場合には、本剤を中止し適切な処置を行ってください。一般的に、低血糖が起きた場合の緊急対応として、交感神経症状による低血糖の症状が起きたが意識が保たれている場合には、10‐20 g のブドウ糖、砂糖、ジュース、飴などの糖質を経口摂取するなどが知られています3)。
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厚生労働省. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 低血糖 平成23年6月(平成30年6月改定)
最終更新日: 2023年1月
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