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オルミエント ® (バリシチニブ)
有害事象ご報告のお願い(適応症:COVID-19専用)
COVID-19感染拡大防止の観点により、上記のリンクに有害事象の報告方法を掲載しております。
オルミエント®をCOVID-19の治療目的で使用し、有害事象をご経験された場合はご覧ください。
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。
<効能共通>VTE(DVT/PE)の既往やリスクがある患者にオルミエント(バリシチニブ)の投与してもよいか?
VTE(DVT/PE)の既往のある患者やリスク因子を有する患者は、禁忌には規定されていませんが、VTE(DVT/PE)の発現が報告されておりますので、観察を十分に行いながら慎重に投与してください。異常が認められた場合にはただちに投与を中止し、適切な処置を行ってください。
[解説]
《VTE(DVT/PE)の既往のある患者への投与》
<効能共通>
VTE(DVT/PE)の既往のある患者は、禁忌には規定されていませんが、VTE(DVT/PE)の発現が報告されておりますので、観察を十分に行いながら慎重に投与してください。異常が認められた場合にはただちに投与を中止し、適切な処置を行ってください1)。
<新型コロナウイルス感染症:COVID-19>
バリシチニブ投与時には、やむを得ない場合を除き、抗凝固薬の投与等による血栓塞栓予防を行ってください1)。異常が認められた場合にはただちに投与を中止し、適切な処置を行ってください1)。
《VTE(DVT/PE)のリスクを有する患者への投与》
<効能共通>
本邦の添付文書ではVTE(DVT/PE)のリスク因子を有する患者は禁忌ではありませんが、「静脈血栓塞栓症のリスクを有する患者」が特定の背景を有する患者に関する注意として設定されています1)。
したがって、VTE(DVT/PE)のリスクが増大した患者にバリシチニブを投与する場合は、観察を十分に行いながら慎重に投与してください。異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行ってください1)。
<新型コロナウイルス感染症:COVID-19>
SARS-CoV-2による感染症においては静脈血栓塞栓症の発現のリスクが高まることが知られています2)。
バリシチニブ投与時には、やむを得ない場合を除き、抗凝固薬の投与等による血栓塞栓予防を行ってください1)。
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Porfidia A, Valeriani E, Pola R, et al. Venous thromboembolism in patients with COVID-19: systematic review and meta-analysis. Thromb Res. 2020;196:67-74.
[略語]
COVID-19 = SARS-CoV-2による感染症
DVT = 深部静脈血栓症
PE = 肺塞栓症
SARS-CoV-2 = 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2
VTE = 静脈血栓塞栓症
最終更新日: 2021年10月19日
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