オルミエント ® (バリシチニブ)
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<COVID-19>オルミエント(バリシチニブ)をSARS-CoV-2による肺炎患者に投与する際に抗凝固薬は何を使用したらよいか?
新型コロナウイルス感染症診療の手引き及び新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症予防の診療指針においてはヘパリンなどによる抗凝固療法を実施することが推奨されています。
[解説]
<新型コロナウイルス感染症:COVID-19>
新型コロナウイルス感染症診療の手引きでは、血栓症対策としてヘパリンなどによる抗凝固療法を実施することが推奨されています1)。
また、日本静脈学会、肺塞栓症研究会、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本循環器学会の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における血栓症予防および抗凝固療法の診療指針においても、酸素投与が必要な中等症Ⅱ及び重症患者に対しては未分画ヘパリンを用いる事が推奨されています2)。
投与量を含む詳細については、新型コロナウイルス感染症診療の手引きにおいて参照されている肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン3)及び新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における血栓症予防および抗凝固療法の診療指針2)をご参照ください。
[引用元]
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第10.0版(診療の手引き編集委員会. 2023)
(https://www.mhlw.go.jp/content/001136687.pdf)最終アクセス日:2023年11月9日
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における血栓症予防および抗凝固療法の診療指針 (2022年6月13日版). 日本静脈学会、肺塞栓症研究会、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本循環器学会. 2022
肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版) (日本循環器学会ほか. 2020)
[略語]
COVID-19 = SARS-CoV-2による感染症
SARS-CoV-2 = 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2
最終更新日: November 2023
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