レイボー ® (ラスミジタンコハク酸塩)

添付文書

以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。

レイボー(ラスミジタン)のよくある副作用の機序は?リスク因子は?対処法は?

ラスミジタンは中枢移行性から、浮動性めまい、傾眠、倦怠感、無力症、感覚鈍麻といった中枢神経系の副作用が発現すると考えられるものの明確な発現機序は分かっていません。悪心についても明確な発現機序は分かっていません。浮動性めまい・傾眠・感覚鈍麻は用量依存的に発現割合が高くなる傾向があります。症状がつらい場合は無理せず、横になって安静にして下さい。制吐剤の併用は添付文書上の制限なく服用が可能です。症状の程度が強い場合など、より良好な忍容性が必要となる場合は、次回投与時に減量するなど投与量の調整をご検討ください。

[解説]

<よくある副作用>

片頭痛を対象とした国内第II相臨床試験MONONOFULAIH)試験において、安全性解析対象集団477例中、321例(67.3%)に副作用が認められました。主な副作用は、浮動性めまい(38.4%)、傾眠(18.9%)、倦怠感(10.5%)、無力症(7.5%)、感覚鈍麻(6.9%)、悪心(5.7%)でした1)

実際に報告された事象名で多かったものは、浮動性めまいは「めまい感」、傾眠は「眠気」、倦怠感は「倦怠感」、感覚鈍麻は「しびれ感(手、四肢)」、無力症は「脱力感」、悪心は「悪心」「吐き気」でした2)



<発現機序>

ラスミジタンは血液―脳関門通過性を有し、中枢において、片頭痛疼痛シグナル伝達を抑制し3)、中枢性感作の機序に対しても効果を発揮する可能性が考えられますが3)、一方で、その中枢移行性から、浮動性めまい、傾眠、倦怠感、無力症、感覚鈍麻といった中枢神経系の副作用が発現すると考えられるものの明確な発現機序は分かっていません4)。また、悪心についても明確な発現機序は分かっていません。



<予測因子>

国内臨床試験において浮動性めまい・傾眠・感覚鈍麻の発現割合が用量依存的に高くなる傾向があることが知られており2)、添付文書にて注意喚起されています5)

また国内臨床試験におけるリスク因子を解析した文献報告によると、浮動性めまいや傾眠の発現において、ラスミジタン投与量の増加は、統計学的に有意なリスク因子でした(P0.01)(ステップワイズ法 ロジスティック回帰分析)6)。倦怠感に対するリスク因子は同定されませんでした6)。なお、無力感・感覚鈍麻・悪心については文献において解析されておりません6)



<対処法>

中等度または重度の有害事象を経験した患者において、「どのような活動でこの有害事象が良くなりましたか」という質問に対しては、横になる、寝る、時間が経つのを待つという回答が最も多く、また「どのような活動でこの有害事象が悪化したか」という質問に対する最も一般的な答えは、あらゆる動作(例えば、立ち上がる、歩く、読む)でした6)



このことから、

  • 症状がつらい場合は無理をせず、横になって安静にして下さい6)。これらのよくある副作用は国内臨床試験において、数時間以内におさまるという報告がありますので2)、しばらくの間、安静にすることで症状が緩和されると考えられます。

  • ラスミジタンと制吐剤の併用については、添付文書上の制限はなく服用が可能です5)

  • 症状の程度が強い場合など、より良好な忍容性が必要となる場合は、次回投与時に減量を考慮するなど投与量の調整をご検討ください2)

  • 外国第Ⅲ相試験GLADIATORLAHL)試験では、治療した片頭痛発作ごとに有害事象が1件以上発現した被験者の割合は、1回目の片頭痛発作に対する治療後で最も高く、以降は減少しました2)



なお、本薬の中枢神経抑制作用による用量依存的な神経系障害関連の有害事象の発現が認められたが、認められた事象の多くは軽度又は中等度であり、治療介入を必要としていなかったことが知られています7)



服用初期は、休める場所でのご使用をお勧めしてください。

気になる症状があれば医師又は薬剤師に相談するようご指導ください。



《有害事象・副作用の定義》

有害事象(TEAE

治験薬投与後48時間以内の有害事象。

重篤な有害事象(TE-SAE

治験薬投与後48時間以内の重篤な有害事象。

有害事象(AE

割り付け後、試験完了までの期間のすべての有害事象。

副作用

因果関係の否定できない治験薬投与後48時間以内の有害事象。



[引用元]

  1. レイボー申請資料概要(CTD付録表2.7.6.20-2)(承認時評価資料)

  2. レイボー適正使用ガイド

  3. Clemow, DB. et al.J Headache Pain, 21, 71, 2020CNS31603

  4. Tepper, SJ. et al.Headache, 59, 1052, 2019CNS31649

  5. レイボー電子添文


  1. Hirata K. et al.Expert Opin Drug Saf, 2022 Jun 23.(CNS31670)

  2. レイボー審査報告書

最終更新日: 2022年9月16日


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