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トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。
なぜGSリンカーをトルリシティ(デュラグルチド)のペプチドリンカーとして用いたのか?
GSリンカーを用いた場合に最も高いGLP-1受容体活性化能を示したため採用しました。
リンカーの選択においては、結合させるタンパク質の立体構造に影響を与えないことが重要です。グリシン(G)及びセリン(S)は側鎖が小さく荷電を持たないため、グリシンとセリンの繰り返し配列であるGSリンカー[(GGGGS)3]は柔軟な構造を有し、生化学の分野で一般的に用いられています。
ヒトGLP-1アナログを免疫グロブリンG4(IgG4)-Fc領域に直接結合した場合、GLP-1受容体活性化能が大きく低下しました。そこで、デュラグルチドの設計においては、適切なリンカーの長さとアミノ酸配列をin vitroアッセイ(注.ルシフェラーゼレポーターを用いてcAMPの産生を検出)で検討しました。その結果、GSリンカーを用いた場合に最も高い受容体活性化能を示したため、これを採用しました1。
1. Glaesner W, Vick AM, Millican R, et al. Engineering and characterization of the long-acting glucagon-like peptide-1 analogue LY2189265, an Fc fusion protein. Diabetes Metab Res Rev. 2010;26(4):287-296.
最終更新日: 2020年8月13日
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