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トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
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手術の際にトルリシティ(デュラグルチド)の投与を継続しても良いか?
重症感染症、手術等の緊急の場合、禁忌となっておりますので、インスリンによる治療に切り替えてください。
[解説]
重症感染症、手術等の緊急の場合、禁忌となっておりますので、インスリンによる治療に切り替えてください1)。
一般に、感染、手術、外傷などのストレスは、交感神経の緊張やインスリン拮抗ホルモン分泌増加を介して血糖値を上昇させると考えられています2)。そのためインスリン必要量が増加し、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬を含むインスリン以外の薬剤では、十分な血糖コントロールが期待できずに代謝性アシドーシスを惹起する可能性がありますので、こまめな血糖チェックをしながら病態に応じてインスリン投与にて血糖コントロールすることが適切と考えられます3)。
[引用元]
小林 正: インスリン療法マニュアル第4版, 106-109, 2008(HMN18061)
日本糖尿病学会: 糖尿病専門医研修ガイドブック改訂第6版, 361-364, 2014(HMN30471)
最終更新日: May 2023
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