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トルツ ® (イキセキズマブ(遺伝子組換え))
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トルツ(イキセキズマブ)の有害事象の好発時期は?
乾癬患者を対象とした7件の臨床試験の全投与期間*において、 死亡に至った有害事象、重篤な有害事象及び試験中止に至った有害事象並びに初発TEAEが認められた例数を3ヵ月ごとに集計した結果、注射部位反応を含む個々のTEAEの初回発現は投与開始後3ヵ月以内が最も多く、経時的に発現例数に増加が認められた特定の有害事象はありませんでした。
[解説]
乾癬患者を対象とした7件の臨床試験の全投与期間*において、 死亡に至った有害事象、重篤な有害事象及び試験中止に至った有害事象並びに初発TEAEが認められた例数を3ヵ月ごとに集計した結果、注射部位反応を含む個々のTEAEの初回発現は投与開始後3ヵ月以内が最も多く、経時的に発現例数に増加が認められた特定の有害事象はありませんでした1)。
ご参考までに全体集団における主な有害事象について表1にお示しします1)。同様の傾向は乾癬患者を対象としたRHAZ 試験(UNCOVER-1)及び RHAT 試験(UNCOVER-J)の日本人集団においても認められ、個々の有害事象において、投与開始後3ヵ月以内に初回発現していました2)。ご参考までに日本人集団における主な有害事象について表2にお示しします2)。
*RHAG、RHAJ、RHAT、RHAZ(UNCOVER-1)、RHBA(UNCOVER-2)、RHBC (UNCOVER-3)及びRHBL(UNCOVER-A)試験(解析時点で試験完了していたRHAG試験を除き、継続中だった試験のデータカットオフ日はRHBA試験が2014年10月1日、その他の試験は2014年9月15日)
表1)全体集団において有害事象を3 ヵ月ごとに集計した発現例数1)
有害事象 |
合計 (N=4204) |
~3ヵ月*c |
4~6ヵ月*c
|
7~9ヵ月*c
|
10~12ヵ月*c
|
|
鼻咽頭炎 |
738(18.6) |
347 |
173 |
110 |
84 |
69 |
注射部位反応 |
417(9.9) |
324 |
36 |
28 |
18 |
11 |
上気道感染 |
410(9.8) |
147 |
93 |
68 |
49 |
53 |
頭痛 |
272(6.5) |
152 |
46 |
31 |
23 |
20 |
関節炎 |
215(5.1) |
71 |
61 |
23 |
25 |
35 |
表2)日本人集団において有害事象を 3 ヵ月ごとに集計した発現例数2)
有害事象 |
合計 |
~3
ヵ月*c |
4~6
ヵ月*c
|
7~9
ヵ月*c
|
10~12
ヵ月*c
|
12
ヵ月~*c
|
鼻咽頭炎 |
49 (40.5) |
15 |
14 |
7 |
11 |
2 |
湿疹 |
16 (13.2) |
6 |
6 |
3 |
1 |
0 |
下痢 |
13 (10.7) |
6 |
2 |
2 |
2 |
0 |
関節炎 |
10 (8.3) |
4 |
4 |
1 |
0 |
1 |
蕁麻疹 |
10 (8.3) |
5 |
1 |
3 |
1 |
0 |
N = 全被験者数、n = 発現例数
事象名:MedDRA ver.17.0 治験薬投与期間に発現した有害事象を集計対象とした。
死亡・死亡以外の重篤な有害事象・試験中止に至った有害事象については、当該期間での報告例を示す。
同一被験者で同一のTEAEが複数回発現した際は、初発のみ集計する。
各評価期間の全被験者数は、当該期間の 1 日目の評価被験者数を示す。
*c: ~3 ヵ月は 1~90 日の期間を、4~6 ヵ月は 91~180 日の期間を、7~9 ヵ月は 181~270 日の期間を、10~12ヵ月は271~360日の期間を、12ヵ月~は361日~の期間を集計対象とした。ただし、死亡・死亡以外の重篤な有害事象・試験中止に至った有害事象について、治験薬投与前に発現した場合には~3 ヵ月の期間に含めた。
[略語]
TEAE = 治験薬投与後で、かつ投与期間の最終来院時までに発現または悪化した有害事象
最終更新日: 2022年8月17日
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