ジェムザール ® (ゲムシタビン塩酸塩)

(ゲムシタビン塩酸塩)

添付文書

以下の情報はご要望にお答えするためのものであり、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる可能性がありますのでご注意ください。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。

ジェムザール(ゲムシタビン)の点滴時間が長いとなぜ、副作用が増強されるのですか?

点滴時間が長いと細胞内活性体の濃度が高くなり、そのため殺細胞効果に関連した副作用(骨髄抑制など)が増強されるものと考えられます。

解説

点滴時間が長いと細胞内活性体の濃度が高くなり、そのため殺細胞効果に関連した副作用(骨髄抑制など)が増強されると考えられます。

 

ジェムザールの抗腫瘍効果は細胞内でデオキシシチジンキナーゼにより活性化された3リン酸化物(dFdCTP)によって見られます。

海外の第1相試験で、ジェムザールを30分かけて点滴静注した後、血液細胞内のdFdCTPの濃度を測定した結果、ジェムザール350 mg/m2以上では、細胞内のdFdCTPの濃度は増加しませんでした1

その後、別の試験で点滴静注時間を60分に延ばして30分と比較したところ、細胞内のdFdCTPAUCと最高濃度は、60分点滴の方が高値を示しました2

 

また、承認用法と異なりますが、ジェムザールを10 mg/m2/minで投与することで、活性体であるdFdCTPの細胞内濃度が最大に達することが報告されています3

 

本情報は承認外情報を含みます(含む可能性があります)。

承認情報

国内で承認されているジェムザールの用法・用量は、以下のとおりです。

<膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌、再発又は難治性の悪性リンパ腫の場合>

通常、成人にはゲムシタビンとして11000 mg/m230分かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、4週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<非小細胞肺癌の場合>

通常、成人にはゲムシタビンとして11000mg/m230分かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、4週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。シスプラチンと併用する場合は、ゲムシタビンとして11250mg/m230分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬を1コースとすることもできる。なお、患者の状態により適宜減量する。

<手術不能又は再発乳癌の場合>

通常、成人にはゲムシタビンとして11250 mg/m230分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

[参考資料]

1. Abbruzzese JL et al. Journal of Clinical Oncology 1991; 9(3):491-498

2. Grunewald R et al. Cancer Chemother Pharmacol 1991; 27:258-262

3. Grunewald R, Kantarjian H, Du M, et al. Gemcitabine in leukemia: a phase I clinical, plasma, and cellular pharmacology study. J Clin Oncol. 1992;10(3):406-413. http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/jco.1992.10.3.406

最終更新日: 2019 M06 18

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