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ジェムザール ® (ゲムシタビン塩酸塩)
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。
腎機能が低下している患者にジェムザール(ゲムシタビン)を投与する場合の減量規定はありますか?
腎障害のある患者におけるジェムザールの投与量について、確立された減量規定はありません。
腎障害のある患者におけるジェムザールの投与量について、確立された減量基準はありません。
腎機能が低下している患者では、副作用があらわれやすくなることがありますので、慎重に投与してください1。
海外では腎障害のある患者を対象とした臨床試験が報告されており、腎機能が低下している患者(クレアチニン1.6~3.2 mg/dl)を対象とした海外第Ⅰ相試験の結果、薬物動態に大きな違いは認められませんでした2。この報告では、ジェムザールを腎障害患者に投与する場合は慎重に投与すべきであり、発現した副作用に一貫性がなかったため、推奨量は決定することはできなかったと述べられています2。
また、腎障害患者を対象とした別の海外第Ⅰ相試験の結果では、ジェムザールのクリアランスと腎の状態の指標との間には、有意な相関はなく、軽度から中等度の腎障害は、ジェムザールの薬物動態に影響しないと考えられ、ジェムザール500~1000 mg/m2をday1,8,15の4週スケジュールで投与することは忍容可能であると述べています3。
1. ジェムザール 添付文書 https://www.lillymedical.jp/jp/JA/_Assets/non_public/Gemzar/PDF/GEM_PI.pdf
2. Venook A. P, Egorin M. J, Rosner G. L, et al. Phase I and Pharmacokinetic Trial of Gemcitabine in Patients With Hepatic or Renal Dysfunction: Cancer and Leukemia Group B 9565. Journal of Clinical Oncology. 2000;18(14):2780-2787.
3. Delaloge S, Llombart A, Palma M. D, et al. Gemcitabine in Patients With Solid Tumors and Renal Impairment: A Pharmacokinetic Phase I Study. American Journal of Clinical Oncology. 2004;27(3):289-293.
最終更新日: 2020年8月12日
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