サインバルタ ® (デュロキセチン塩酸塩)

添付文書

以下の情報はご要望にお答えするためのものであり、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる可能性がありますのでご注意ください。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。

併用注意の薬剤であるワルファリンとサインバルタ(デュロキセチン)の併用注意の理由と、併用した場合どのような症状がでるのか?

デュロキセチンのセロトニン再取り込み阻害により血小板凝集機能が低下し,出血傾向が増加すると考えられ、また、本剤は血漿タンパクとの結合率が高いため、併用により本剤もしくはこれらの薬剤の血中遊離濃度が上昇することがあります。

解説

血小板の凝集に血小板内のセロトニンが関与しており,デュロキセチンのセロトニン再取り込み阻害により血小板凝集機能が低下し,出血傾向が増加すると考えられています1-4

また、本剤は血漿タンパクとの結合率が高い為、併用により本剤もしくはこれらの薬剤の血中遊離濃度が上昇することがあります。相互に増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなどして注意して投与してください1-3

 

ワルファリンと本剤の併用で起こる事象としては、健康成人を対象に、定常状態のワルファリンの抗凝固活性及び薬物動態に対するデュロキセチンの影響を検討した報告があります。

その結果、デュロキセチン併用時にプロトロンビン時間の延長は認められませんでしたが、本剤60mg/日併用時に出血時間の統計的に有意な延長が認められました5

 【参考】

本剤の蛋白結合率について:健康成人を対象とした単回及び反復投与試験におけるex vivoの血清蛋白結合率を測定した結果,9799%であり,結合率は血漿中デュロキセチン濃度に依存せず,反復投与による変化は認められなかったとの報告があります。本剤とワルファリン等,蛋白結合率の高い薬剤を併用した場合,両剤いずれかの遊離濃度が増加し,有害事象を引き起こす原因となる可能性があります1-3,5

[参考資料]

1. サインバルタ 添付文書 https://www.lillymedical.jp/jp/JA/_Assets/non_public/Cymbalta/PDF/CYM_PI.pdf

2. サインバルタ インタビューフォーム https://www.lillymedical.jp/jp/JA/_Assets/non_public/Cymbalta/PDF/CYM_IF.pdf

3. サインバルタ 承認時評価資料

4. THE AMERICAN JOURNAL OF PSYCHIATRY,151,5,781-782,1994

5. J Clin Pharmacol,49,12,1456-1466,2009

最終更新日: 2020 M05 22


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