トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))

添付文書

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トルリシティ(デュラグルチド)では、なぜ免疫グロブリンG4(IgG4)のFc領域を用いたのか?

デュラグルチドは、体内に長く留める(クリアランスを低下させる)ために、GLP-1アナログ領域に免疫グロブリンG4(IgG4)-Fc領域を結合することで分子量を大きくしました。また、IgG4がヒトIgGの中で最も免疫反応を起こしにくいものであるため、IgG4-Fc領域を用いました。

解説

一般に、分子量の大きい化合物は、腎臓による排泄を受けにくく、体内に長く留まることが知られています。デュラグルチドはその性質を利用し、体内に長く留める(クリアランスを低下させる)ためにGLP-1アナログ領域に免疫グロブリンG4IgG4-Fc領域を結合することで分子量を大きくしました1

また、デュラグルチドにIgG4Fc領域を利用した理由は、IgG4がヒトIgGの中で最も免疫反応を起こしにくいものであるためです2

なお、デュラグルチドのIgG4-Fc領域は、免疫反応を抑制するために改変が加えられています2

<参考>

デュラグルチドの改変型ヒトIgG4‐Fcドメインは、48275番目のアミノ酸残基からなり、5763及び64番目のアミノ酸残基がそれぞれプロリン(Pro)、アラニン(Ala)及びアラニン(Ala)に置換されています。

[参考資料]

1. Glaesner W, Vick AM, Millican R, et al. Engineering and characterization of the long-acting glucagon-like peptide-1 analogue LY2189265, an Fc fusion protein. Diabetes Metab Res Rev. 2010;26(4):287-296. https://doi.org/10.1002/dmrr.1080

2. 田牧千裕ほか. 日本薬理学雑誌(Folia Pharmacologica Japonica2015; 146(4):215-224

最終更新日: 2020 M08 13


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