当社製品の副作用・不具合に関わると思われる事項につきましては、必ずお電話にてお問い合わせいただけますようお願いいたします。
医療関係者向けお問い合わせ窓口:0120-360-605
受付時間:8:45~17:30(土・日・祝祭日及び当社休日を除く)
インスリン グラルギン BS注「リリー」 (インスリン グラルギン(遺伝子組換え)[インスリン グラルギン後続1])
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。
インスリン投与患者に認められるインスリン抗体は珍しいものではなく、皮下の貯蔵インスリンが放出される際にインスリン濃度が大きく変わったり、不定になったりするのを防ぐように働くとも言われています1。
また、インスリン抗体が発現した場合でも、血糖コントロールや1日に必要なインスリン投与量への影響は少ないとされています2。
ただし、抗体による臨床的な症状として稀ではありますが、インスリン抗体に伴うインスリン抵抗性などが原因で血糖コントロールが悪化した場合には、ステロイドの投与や製剤変更が必要な場合があります3。
尚、ステロイドを使用する場合ステロイドの効果が大きく、急激に抗体価が下降すると同時に低血糖になる症例があるため注意が必要です3。
1. ジョスリン糖尿病学, 監訳 金澤康徳ほか, 1995; p478-486
2. S Sakata 1, M Matsuda, T Komaki, K Miura. Effect of Anti-Insulin Antibodies on Glycemic Control in Insulin Treated Diabetic Patients. Immunol Invest. 1987 May;16(3):263-71. doi: 10.3109/08820138709030580.
3. インスリン療法マニュアル第4版, 小林正 編, 文光堂 2008; p140-144
最終更新日: 2020 M10 05
受付時間: 8:45~17:30 (土・日・祝祭日及び当社休日を除く)