ジプレキサ ® (オランザピン)
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ジプレキサ(オランザピン)の体重増加、肥満の発現時期は?
発現時期は、患者により異なりますが、国内臨床試験では、20週までは比較的急速に増加し、その後穏やかになりました。
[解説]
患者によって異なりますが、参考までに、統合失調症の国内臨床試験時の平均体重変化量は、オランザピン経口服用後6週、16週、20週時点でそれぞれ1 kg、2.15 kg、3.21 kgと比較的急速に増加し、その後穏やかになり32週、52週(約1年)ではそれぞれ4.06 kg、4.3 kgでした1)。
また、市販後特定使用成績調査においては、平均体重はベースライン時58.9 kgに対し、1ヵ月後59.5 kg、3ヵ月後60.1 kg、6ヵ月後60.4 kg、9ヵ月後60.9 kg、12ヵ月後61.0 kgでした2)。
双極性障害の躁症状を対象にした海外長期試験の併合成績では、オランザピン投与開始から12ヵ月までの体重増加の有害事象発現のハザード率の推移を解析した結果、初発の有害事象発現のハザード率は以下の通りでした3)。
[引用元]
久米 明人, 栗林 和彦, 田中 洋子: 日本の精神分裂病患者におけるOLANZAPINE治療と体重変化. 臨床精神薬理, 4(10): 1441-1458, 2001(CNS05639)
西馬 信一, 高垣 範子, 盛谷 美和 他: 統合失調症におけるolanzapineの前向き市販後特別調査の最終結果報告. 臨床精神薬理, 11(6): 1107-1124, 2008(CNS12344)
ジプレキサ(双極性障害における躁症状の改善)申請資料概要CTD2.7.4.2.1.1.2.3.4(承認時評価資料)
最終更新日: May 2022
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