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サイラムザ ® (ラムシルマブ(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、最新の添付文書をご確認ください。
臨床試験において、治験薬投与中に肝性脳症が認められた場合は治験薬の投与を中止し、再投与しないこととされていました1。
REACH-2試験において、肝性脳症※はRAM群でのみ9 例に認められました1。
肝性脳症※を発現した9例(7例がグレード3以上であり、グレード5は1例:肝性昏睡)1のうち、回復した症例は5例で、回復までの期間の中央値(範囲)は8.0日(3-61日)でした1。
また、REACH試験、REACH-2試験の両試験において、重篤、かつ因果関係ありと判断された肝性脳症※を発現した患者の半数以上が投与変更又は中止によって回復しており、これらの措置を取ることによって肝性脳症※は管理可能でした2。
肝性脳症の症状があらわれた場合には、RAMを投与中止し、通常の肝性脳症の処置を行うことが勧められています1。
※肝性脳症(統合語)
<参考>
RAM投与中に肝性脳症を発現した日本人症例1:
70歳代男性において、試験4日目(RAM初回投与の3日後)にグレード3の肝性脳症を発現し、試験15日目に回復しました。本症例は、試験開始前にスピロノラクトンを服用していました。発現時にALT、AST、またはINRに大きな変化は認められませんでした。肝性脳症発現により本試験を中止し、発現当日より、カナマイシン、ラクツロース、レボカルニチン塩酸塩を使用しました。本症例における肝性脳症発現はRAMとの因果関係はないと治験担当医師により判断されました。
[薬剤名]
1. サイラムザ適正使用ガイド(肝細胞癌編) https://www.lillymedical.jp/jp/JA/_Assets/non_public/Cyramza/PDF/RAM_TEKISEI_GUIDE_HCC.pdf
2. サイラムザ 承認時評価資料
最終更新日: 2019 M06 18
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